特別イベント

●ピックアップ　 ●イベントのご案内　 ●”ウーマンズフォーラム魚”って？
●浜のおかあさんシリーズ　 ●クジラ・キャンペーン　 ●WFF出版物　 ●WFFシンポジウムから抜粋
 ●おさかなクッキング　 ●海彦（うみひこ）クラブ　 ●WFFの活動報告　 ●特別イベント

日本・ノルウェ-修好107年目。
ノルウェ－のグラムスタ漁業副大臣がＷＦＦの｢浜のかあさんと語ろう会｣を視察し、
ノルウェーの漁業についてこどもたちに講演。一緒に塩さば料理をつくりました！

第103回　浜のかあさんと語ろう会ノルウェ－塩さば・スペシャル「ノルウェー漁業を学ぼう！」

　ウ-マンズフォ-ラム魚は、2012年5月11日（金）、文京区立小日向台町小学校で第103回｢浜のかあさんと語ろう会｣ノルウェ－塩さば・スペシャル！を開催しました。
　東京での学術セミナーと被災地訪問のために来日されていたグラムスタ漁業・沿岸問題副大臣は5月11日、
11時に小日向台町小学校に到着し、３年生の歓迎を受けました。
　その後、6年生28人が待つ多目的室へ入り、「ヴィルコンメン・グラムスタ！（ようこそ、グラムスタ副大臣！）というこどもたちの歓迎お挨拶と拍手を受けて登壇しあいさつ。白石ユリ子WFF代表、小川深雪小日向台町小校長先生のごあいさつにつづいて、こどもたちに講演してくれました。
　つづいて家庭科室へ。こどもたちは佐藤なつみ先生の指導で、ノルウェー塩さばの料理に挑戦。副大臣も一緒に参加。ノルウェーでは「塩さば」は食べられていないので、副大臣も初めての塩さば料理を堪能！
「今度、つくってみますね！」と楽しいごあいさつをされて、会場をあとにしました。

＜みんなで作った塩さばのメニュ－＞
　・ノルウェー塩さばのトマトソース
　・ノルウェー塩さばのポン酢バターソース
　・白飯


こどもたちと塩さばをさばくグラムスタ副大臣	美しい副大臣（左から２人目と白石代表	佐藤なつみ先生の指導でできあがったお料理

共催：ノルウェ－水産物審議会（ＮＳＥＣ）
　　　　ウ－マンズフォ－ラム魚（ＷＦＦ）

◎毎日新聞がようすを伝えてくれました。（クリックしてください）

日本・ノルウェ-修好100周年を記念し、来日。
ノルウェ－のホ－コン皇太子殿下が、ＷＦＦの｢浜のかあさんと語ろう会｣を視察！

第47回　｢浜のかあさんと語ろう会｣ノルウェ－サ－モン・スペシャル！

　ウ-マンズフォ-ラム魚は、2005年4月12日（火）、港区立赤坂小学校で第47回｢浜のかあさんと語ろう会｣ノルウェ－サ－モン・スペシャル！を開催しました。
　当日は、修好100周年記念として来日されていたホ－コン皇太子殿下が視察にお越しになりました。
　赤坂小学校の6年生55人は、ノルウェ－水産物輸出審議会（ＮＳＥＣ）よりいただいたエプロンを身につけ家庭科室に集合！
　皇太子殿下が教室に入ってくるとこどもたちは背の高い殿下を少し見上げるようにして元気よく｢グッ－ド　モルゲン！｣とノルウェ－語で挨拶し、調理実習を行いました。

＜ノルウェ－サ－モンとサーモントラウトを使ったメニュ－＞
　・サ－モントラウトのサラダ寿司
　・サ－モントラウトのちらし寿司
　・サ－モンのお味噌ス－プ


ノルウェ－のホ－コン皇太子さま（左上）が家庭科室にお越しになりました！	これが、ノルウェ－サ－モンとサ－モントラウトです。	ＷＦＦ会員でもある武田三花先生（料理研究家）の指導のもと、調理実習。


調理実習を見学された皇太子さまは、こどもたちに気さくに声をかけ、　　　　質問をされるのでこどもたちはドキドキ。		｢おいしぃ～｣ときれいに食べ、味噌ス－プは　　　お代わりする子が多かったです。

★ホーコン皇太子さまは、こどもたちに｢魚は好きですか？｣｢私はイクラが好きです。あなたは好きですか？｣などとはなしかけられていました。
　
　こどもたちは、今回の体験からノルウェ－王国のことやノルウェ－サ－モンについてもっと知りたくなりました。
　
　最後にＷＦＦより、遠いノルウェ－王国で獲れたサ－モンも日本とわたしたちの食卓とつながっている。おいしいサ－モンを食べ続けるには、ノルウェ-の海も日本の海もきれいにしなくちゃダメ。私たちが海をきれいしていくにはどうしたらよいか考えていきましょう。と話をして終了しました。

共催：ノルウェ－水産物輸出審議会（ＮＳＥＣ）日本事務所
　　　　ウ－マンズフォ－ラム魚（ＷＦＦ）

★港区ポ－タルサイト｢港区のできごと｣でもご覧いただけます。★
　　→　http://www.city.minato.tokyo.jp/release/list/200504/20050412/index.html　

JICA研修生がWFFにやって来た！

WFFによる「JICA研修生のための特別プログラム」

2001年12月10日（月）、国際協力事業団（ＪＩＣＡ）「漁村における女性指導者養成セミナー」で来日したアジア各国からの研修生９人が、ウーマンズフォーラム魚（ＷＦＦ）を訪問しました。

ウーマンズフォーラム魚では、特別プログラムを企画して歓迎し、日本の魚食文化やウーマンズフォーラム魚の取り組みを具体的に紹介し、国際相互理解に努めました。

＜午前の部＞
東京魚商業協同組合のキッチンルーム（築地市場内）をお借りし、「浜のかあさんと語ろう会・スペシャル版」を実施しました。始まりは白石ユリ子ＷＦＦ代表による趣旨説明。そして本日の“浜のかあさん”のご紹介。今回は千葉県勝浦で長く海女業をしていた狩野ちゑ子さんを講師としてお招きしました。新鮮なキンメ、イカ、カツオを素材に見事な包丁さばきをご披露いただくとともに、一匹の魚、一杯のイカを余すところなく利用する日本の魚食文化についてお話しいただきました。また、狩野さんは海のなかを潜る海女であったことから、日本の海がいかに変わってきたかにふれ、「海の自然を守るために、陸上の生活者ひとりひとりが海を汚さない努力がなによりも大切」と力説しました。研修生らは国に帰れば行政、研究機関など自国漁業の指導的な立場にあるため、メモをとるなど熱心に聞いていました。

狩野さんの調理実演に続いて、９人の研修生全員がキンメの三枚おろしやイカの皮むきに挑戦。「自分の国でもキンメを食べるけれど、三枚おろしは初めて」（スリ・ランカのアマルさん）「小さいイカは自分の国にもある。けれどもこんなに大きいイカは初めて。おいしそう」（カンボジアのナビーさん）と真剣ながらも笑顔で包丁を握っていました。
調理ができたところで、全員で試食会！豪華なランチになりました。メニューは、キンメのあんかけ、あら汁。戻りカツオのお刺身。イカの南蛮漬け、お刺身。そして炊きたてのご飯。自分でさばいたカツオを食べたフィリピンのジェシカさんは、「おいしいおいしい」とニッコリ。バングラデシュのタヒミナさんも「キンメのあんかけがとってもおいしい。日本の調理法を覚えて帰りたい」と話していました。この１２月１０日はイスラムのラマダーン期間中。イスラム教徒であるスリ・ランカのタユブさんはじっと我慢。「日没後にいただきます」と持ち帰りました。

＜午後の部＞
築地の会場から、歩いてウーマンズフォーラム魚事務局（銀座）へ移動。ここからは、日本の市民による活動のようすを知りたい、という研修生からの質問にこたえ、相互の意見交換となりました。
WFFの紹介パンフや情報誌「おさかな通信・ｇｙｏ！」のクジラ特集とマグロ特集（英語版）をテキストに、白石ユリ子代表のお話しからスタート。「日本人にとって魚はあって当たり前のもの。だから大切にすることを忘れがちです。しかしいまや、日本の海での漁獲量は減り、日本は年間２兆円、143ヵ国からお魚を買っています。このことを広く日本の消費者に伝え、もっと海と魚に関心を持ち、ひとりひとりができることから取り組むことを進めています」と話しました。

また、来年2002年５月には日本の下関で国際捕鯨委員会（ＩＷＣ）が開かれるため、日本人とクジラ、漁業における捕鯨の位置付け、科学調査の結果をふまえて地球全体での食料確保を考える視点が大切とし、「将来の食料資源確保までを考えて、クジラを獲ること、食べることを考えていきたい。ＩＷＣ下関に向かって、日本の消費者に広く呼びかけています」と話しました。
また、研修生の母国はマグロ漁場を抱えている国が多いことからマグロ漁業の現状にもふれ、「末長くマグロ資源を利用したいからこそ、アジア各国が協力して資源管理をすすめなければなりません。そのために、日本では行政、業界、流通、消費者の各段階ですべきことがあります。ＷＦＦではスーパーにならぶ食品に原産地表示を徹底してもらう呼びかけや、買う人への情報提供など、消費者サイドでできることから積極的に関わっています」と話しました。
続いて質疑応答、意見交換となりました。研修生からの質問は、ＷＦＦの活動内容、事務局の運営、会員の構成、日本政府に何を求めるか、など多岐にわたるものでした。また「私の国でも、魚は頭の先から尻尾の先まで利用している」（ラオスのピンカムさん）など、自国と日本との共通点にふれる人も多く、海洋資源を生活にとりいれてきたアジア人の知恵を再認識する場でもありました。

＜♪おみやげ＞
WFFでは、研修生のために、特別なおみやげを用意しました。そ・れ・は……「クジラ姿のパウンドケーキ」です！　このパウンドケーキは宮城県牡鹿郡女川町（おながわ）のWFF会員、須田善秀さんが焼いてくれたものです。２ヵ月にわたる日本研修も終わりに近かったので、研修生たちはそれぞれの国に持ち帰り、「家族と一緒にいただきました！」とうれしい報告が届いています。

＜研修生のみなさん＞
バングラデシュのタヒミナさん（地方自治体・農村開発・協同組合省、農村開発共同組合局次長）、カンボジアのナビーさん（農林水産省水産局、淡水漁獲漁業管理計画経済担当官）、インドのサララさん（アンドラプラデシュ州水産局次長）、ラオスのピンカムさん（農林省畜水産局上級職員）、フィリピンのジェシカさん（フィリピン大学ヴィサヤス校助教授）、フィリピンのニエバさん（ラグナ州マガダレナ市助役）、スリ・ランカのアマルさん（漁業・水産資源開発省、副大臣私設秘書官）、スリ・ランカのタユブさん（漁業・水産資源開発省、マンナー県水産事務所部長）、タイのウボラットさん（農業協同組合水産局、ウドンタニ内水面漁業センター、水産生物技官）
研修期間：2001年11月１日～12月16日
研修地域：神奈川県三浦市、横浜市、京都府丹後地区、東京築地市場、ＷＦＦ等

（2012年5月12日更新）

海の幸に感謝する会「ウーマンズフォーラム魚」
〒104-0061　東京都中央区銀座3-12-15　銀座細谷ビル4F
TEL.03-3546-1291　FAX.03-3546-1164