小泉塾サマーセミナー


ウーマンズフォーラム魚の「海と魚と食文化講座」 
2005年8月6日(土)〜7日(日)
ウーマンズフォーラム魚(WFF)は、8月6日(土)〜7日(日)に東京・表参道の南青山会館で「小泉塾サマーセミナー」を開き、全国のWFF会員や消費者多数が参加しました。「海と魚と食文化」をテーマに、小泉武夫東京農業大学教授に塾長を務めていただき、1泊2日の合宿形式で日本を取り巻く水産業の現状を学びました。

「日本の食文化の中心はコメと魚。食文化を大事にしない民族は滅びてしまう。この講座で日本の文化を魚文化、食文化の両面から強くしたい」

小泉武夫塾長(東京農業大学教授)◎ガイダンス
 
日本の食文化の中心はコメと魚だ。しかしいま、日本人が日本の食べ物をないがしろにして、外国の文化を大事にしている。グローバル化を推進する米国にひたすら付き従っている。これは意味がない、世界が同じである必要などないからだ。自国の文化、特に食文化を大事にしない民族は滅びてしまう。日本はいま、まさにそこまできている。自らつくることをせず、買えば済む社会になってしまっている。これでは次ぎの世代は持たない。この講座で日本の文化を魚文化、食文化の面から強くしたいと思う。
 
いま日本は、食糧自給率が40%。食べ物が自分たちのところにない時代を迎えている。もはや日本は経済力が落ちて、買う金がなくなってきているのに1億2000万人の胃袋を賄わなきゃならない。米国からは肉買えといわれ、農水省はこれを進めようとしているが、私たちは米国から食料を押し付けられる必要などない。
 
日本人のこどもがみんな馬鹿になってしまった。学力が低下している。それは魚を食べなくなったからだ。日本人に異常なほど内臓の病気、循環器の病気が増えた。それは魚を食べず、肉を食べるようになったからだ。
 
こうしたいまの日本の現状を、広く漁業政策、資源論、国際問題、流通と消費、食文化、食育の視点から各分野の専門の先生方からうかがい、この先の方向性をともに考え、日本人が本来もっていた海と魚の文化を今一度我々の手に取り戻したいと思う。懇親会では講師とご参加くださったみなさんとで親しく語り合いたいと思う。


 

小松正之先生

小松正之先生(農学博士・経営学修士)◎基調講演
「日本の海と漁業の再生を目指して」

 
明治の漁業法は50年たって第二次世界大戦後、改正された。それから更に50年たった。漁業、漁場の民主化を目標とした漁業法で時代に合うのだろうか。漁業者を活性化し、減り行く水産業に歯止めをかける改正が必要だろう。
 流通の形態も消費の動向も、近年大きな勢いで変わってきている。町から魚屋がなくなりスーパーマーケットが消費者に魚を提供している。流通ののなかで物流と値決めにおいてスーパーの位置づけは大きくなっている。ならば、魚の資源管理についても、漁業者だけが取り組むのではなく、スーパーやすし屋、消費者からもっと発信すべきではないのか。消費に接する現場がもっと意識を高める必要がある。

また、漁業者も、自分たちの獲った魚がどのように売られているのかに関心を持ち、鮮度やネーミング、そして1円にこだわり売る努力をしなければ生きて生きない時代だ。多くの人が国産魚を好んでも今のままでは輸入魚に負けてしまう。
日本の漁村には神社がある。沿岸には豊かな磯があり、そこに小魚が育ち、大きな魚のえさにもなった。それがここ30年の間に埋め立てられた。漁村から漁民は減るばかりだ。このままでは漁村も海も漁業も崩壊してしまう。
『海は誰のものか。みんなのもののはずだ。ならば食べる側も魚に無関心でいるのではなく、海の環境、魚の資源管理、安全性、値段に配慮されているか、関心を持ち発言をすべきだ。そうやって国全体の方向を変えていくことが大切だ。』 また、我々はもっと歴史に学ぶべきだ。日本人とクジラの9000年に及ぶ歴史を学べば、捕鯨問題への対応はどうすべきか明確だ。迷いなく、日本の立場を主張すべきだ。

坂本 寛先生

坂本 寛先生(責任あるまぐろ漁業推進機構)◎講演T
「マグロは限りある天然資源」
 
 
日本人が大好きなマグロ。しかしクロマグロもミナミマグロももはや資源が危ない、メバチも大量に獲られていて資源が危なくなってきている。だからいま、資源管理が必要なのだ。世界のそれぞれの海域では管理機関を設け、獲る量、獲る船、獲り方などを厳しく規制することで、マグロ資源の持続的な利用を目指している。 日本は世界最大のさしみ市場。日本に入っているマグロの7割はさしみで食べられている。日本人自身にその意識はないが、世界からみればこれが事実だ。日本人が世界のマグロを食い尽くす、といわれている。  だからこそ、日本が市場国として資源管理の意志を明確にするために1996年「まぐろ法」が議員立法でつくられた。まだまだ日本国内で知られていないが、たいへん高邁な理念を盛り込んだ法律を我々は持った。これからは、この意志を具体化するために、生産、流通、消費にわたるすべての人で資源管理に取り組む必要がある。日本人みんなの力で、おいしいマグロがいつまでも食べられるようにしなければならない、と思う。

小泉武夫塾長

 

小泉武夫塾長(東京農業大学教授)講演U
「魚をめぐる食文化」
食べ物は民族の象徴だ。決して侵されていいものではない。文化というのは、1回かわったら戻れない。そのことをもっと真剣に考えなければならない。戦後の日本人はアメリカナイズされ、グローバル化に向かってひたすら走ってきた。しかし、我々はからだも心も、肉を食べてきた人たちとは違う。そのことを我々はもっと意識しなければならない。
日本人は民族の歴史のなかで肉を食べてきていない。牛乳を飲んできていない。対応する遺伝子がない、それなのに肉は昭和30年代の6倍、油の消費量は5,5倍もとっている。これはどういうことか。ある日突然、草食性動物が肉食性動物にかわってしまった、そのぐらいの大変な変化が起こっているのが現代の日本人だ。日本人の心とからだがかわってしまったのも当然だ。
いま、かつての日本人にはなかった怪我や病気が続出している。こどもも大人もすぐにキレてしまうのも、食の変化に起因している。たいへんなことが起こっている、という自覚がなければいけないのに、その意識がない。世界広しといえども、食においてこんな一大激変が行われたのは日本人だけだ。それは、我々が文化を大切にする意識がなかったからといえる。今一度、海に恵まれた日本という国に、我々はもっと敬意を払い、感謝すべきだ。
縄文人の食をみても、我々の祖先は実に多くの魚を食べてきたことがわかる。内陸の遺跡も川のそばが多く、日本人は魚によって命をつむいできたことがわかる。
日本人が食べている魚は世界で一番種類が多い。海に恵まれ、海流によってさまざまな魚が運ばれてくるからだ。魚は「酒菜」が語源ともいう。魚の名前は、我々の祖先が実に上手につけている。メヒカリのように目で見たことを名前にしたり、香魚はにおいで名前がつけられた魚だ。川をさかのぼるのが早いからハヤ、胸元が黄色という胸黄から転じたウナギなど、枚挙にいとまがない。
現代の日本は4つの食べ物を失ってしまった。海藻、根茎類、魚、豆。この4つは日本人をもっとも強くしてきた食べ物なのに、それを我々は食べなくなってしまった。日本人のミネラル摂取量は昭和35年と平成13年を比べると7分の1というデータがある。これは決定的な数字ではないか。病人が7倍増え、病気が増えている。日々の食卓、日本人の食について、我々は今一度考えなおし、日常から改革しなくてはならない。

 梅崎義人先生

   

梅崎義人先生(水産ジャーナリスト)◎講演V
「21世紀の食料問題と日本の役割」

現在すでに64億人の地球人口のうち8億人が飢餓に直面している。2060年には人口100億人時代を迎える。そのとき、我々が食料をどのように調達するのか。
 
食料生産には水と土地が必要だ。世界の淡水のうち70%は農業用、20%は工業用、人の暮らしに使われているのはわずか10%だ。それでも人口が増える現状を考えれば、さらに水が必要になるが、もはや水源を新たに求めることはできない。アラル海は流れ込む川の水が農業用にとられ、水位が半分になってしまっている。地下水は1万年かけて蓄えられるもので到底間に合わない。現在、世界中から水不足が報告されている。
 土地はどうか。世界の利用可能な陸地の4分の1はすでに牧場になっている。森林を伐採する以外にもはや増やしようもない。畜産適地が限界である以上,畜肉生産は増やすことはできない。
ならば、これからの食料生産はどこに向かうべきか。海の生物の利用しかない。南極には5億トンのオキアミ資源があるといわれている。これに着目して、米国は資源獲得に乗り出している。オキアミはたんぱく質だけを取り出せば、計り知れない利用価値があるからだ。一方、日本はどうか。釣りのエサにしている程度ではないか。また、クジラのことをいえば、クジラは年間4億トンのエサを食べている。これは人間の行う漁業活動は約1億トンだから、4倍にもなる。また海洋哺乳動物が捕食する魚は約8億トン。これは、考えなくてはならない。日本が鯨類捕獲調査を行うことで、いままでわかならかった多くのことがわかってきた。また、クジラ問題は、日本にとってのみならず、世界にとっても大切な問題だ。日本はこれからの人口増加と食料確保を考えるうえで、魚を利用する文化をもっと強く発信しなければならない。その国際舞台としてIWCを脱退してはいけない。
私は30年間、クジラ問題とはなにかを考えてきた。ベトナム戦争が背景にあった、などさまざまな現象があるものの、その背後にはいったいどのような意志や政策があったのかと考えてきた。そしていま、1960年代からの世界の動きに対して「アングロサクソンがアジア・アフリカの成長と人口の増大に危機感を持った」ことが一番の原因であったと考えている。1972年、アングロサクソンのリーダーたちにより国連人間環境会議における「捕鯨禁止」が企画され、大成功を収めた。それは動物愛護などと結びつき、今日の運動へと広がった。
しかし、今一度食料の視点に立てば、海の資源を利用しない道は人類にはない。ならば、日本は積極的に「海の生物の有効利用について、クジラをテーマに考えよう」と訴えるべきだ。

白石ユリ子WFF代表

白石ユリ子代表(ウーマンズフォーラム魚代表)◎講演W
「21世紀はお魚戦争〜日本の海と魚は危機にある」

 〜WFF活動とクジラ・サカナの食育〜
日本人なのに、日本の文化を知らない人がほんとうに多い。暮らしに息づく日本文化をあらためて学び、日本人の誇りを取り戻してほしい。その第一が食べることだと思う。日本人はこんなにも素晴らしい食文化を持っているのに、そのことに気がついていない。食こそ文化なのに、その自覚がない。今一度、私たちの持っているものを知り、感謝しなければならない。海にすっぽりと囲まれた日本の財産は海と魚。これは神様が日本に与えてくれたもの。このことをしっかりと胸に刻みたいと思う。
 
日本は5キロに1つずつ漁村がある。漁村は全国に3500ある。こんな国は世界にはない。それなのに日本の漁師は魚が獲れないと嘆き、流通業者は外国の魚を買う。恵まれた状況が国民をバカにしてしまっている。日本で獲れる魚は消費量の5割を切り、私たちの食べる魚の半分は外国の漁師が獲っている。それを147カ国から買い集めているのが現状だ。こうした情報がどうしてもっと広く伝わらないのか。
漁業者は高齢化し、若い漁師の後継者がいない。漁師自身が自分のこどもに継がせたくない、というのだから、増えなくて当然だ。漁師がいなくては、我々の食の確保も安全性も保てないことを考え、国をあげてもっと漁業者が生活できる方策を考えるべきだ。
いま日本の家庭で、魚食文化はどうなっているか。ウーマンズフォーラム魚ではこどもたちを対象に「浜のかあさんと語ろう会」を開いているが、私はこどもたちに必ず「いまあなたたちは食べ物があっていいけれど、20年後はどう?あなたたち自身がお父さん、お母さんになっているのよ」と話す。「食べ物なくなったらどうするの。そのことを考えて、毎日の暮らし方を見直しましょう。健康を考えてお魚たべなきゃだめよ」というようにしている。すると子どもたちは、うちのママは魚を買わない、と口をそろえていう。家庭の食卓に魚の姿はない。切り身や皿盛りのお刺身がせいぜい。今の時代、こどもはほんとうに魚の姿を見ないで大きくなっている。私たちが授業をするときは「魚を食べるとは、大いなる海のいのちをいただくことよ」と教え、「台所の外は海」なのだから、水をつかうときは流れていく先も考えて、と話している。
現代は、これまで魚を食べなかった国が食べる国になる時代だ。食べる国は、魚を獲る文化も食べる文化も持っているのだから、それを大切に守り、海洋資源を利用する智恵を世界に発信しなければならないと思う。これまで12年間、一生懸命に取り組んできたが、今後10年、20年でもさらに真剣に取り組まなくてはならないと思う。そして私たちのこどもや孫の世代が困ることがないよう警鐘を鳴らしつづけたい。
 
世界に対して漁業や魚食の大切さをアピールするのに国や行政の努力も大切だが、消費者の声も大切だ。WFFが世界に出かけて声を出す用意はある。お魚料理も教えられるし、魚料理の価値も伝えられる。なんでもできる主婦の集まりに、もっと声をかけてほしいと思う。

佐藤慎太郎先生

佐藤慎太郎先生(「樽一」店主)◎講演X
「魚と鯨・百味百珍の現場から」
自分は「樽一」2代目。創業者の父は、200年以上つづく宮城の農家の5男。東京に上京し日本大学で学んだ。11年間に7回の転職。宮城の銘酒「浦霞」と三陸の味を切り口に昭和43年、高田馬場に「樽一」を開いた。これがスタート。ふるさとの宮城を誰よりも愛し、自分のふるさとの味をおいしく食べてもらいたい、が父の原点だった。自分は2号店ができた昭和46年に生まれた。子どものときから愛情いっぱいにおいしいものをたくさんたべさせてもらってきたのが、いまの自分の財産となっている。父の口ぐせは「おいしくないものを食べると心が貧しくなる。常に努力をしておいしいものを食べる」ということ。食べることに関しては労力を惜しまずに生きていた。
クジラについてお客さんの反応はいろいろだ。20〜30代の人にクジラの竜田揚げを出すと、まず食べた食べことない、の論議となる。20代でもどこの地域で育ったかによるようだ。おいしかった、硬かった、と反応はいろいろだが、若い人の一番多い反応は「クジラは食べていいんだ!」ということ。そこで僕も加わって熱いトークは始まる。クジラの周辺で何が起こっているのかをきずかせる、きづいてもらうことがたいせつ、と思う。50代以上は自分はクジラで育ったと懐かしむ。60代以上は、私のからだはクジラでできているとまでいう。
最近は外国人も多い。米国、中国、フランス、韓国、台湾、ドイツ、オーストラリア、アルゼンチンなど世界各国から来てくれる。クジラ食べたことある?おいしいですかときくと「うまいね」と返事がかえってくる。よく説明すれば日本の立場もわかってくれる。そのコミュニケーションがたいせつと思う。 IWCの会議でいつも同じ論議が繰り返されている。日本政府も必死で発言し、票も半々になってきた。でも本当にこわいのは、アメリカでもオーストラリアでもない、クジラがとれて枠が拡大されても、それを食べる若者がいないこと。これはほんとうにこわい。
店で「クジラ食べていいの?」から始めなくてはならないのはおかしいが、これが現実だ。日本の伝統の食文化なのに誰もしらない。食べてもらえればおいしいことはわかってもらえるが、なかなか口にのぼらない。なんとか日常的にクジラをたべてもらえるようにしてほしい。もともと家庭で食べていたものなのだから。
 こどもがうまい魚をたべていない、家庭の食卓にうまい魚がのぼっていない。うまい魚をたべていないから、魚嫌い、という。骨を抜いた魚が出回っているが、老人ホーム用ならわかるけど、こども向けにそういうものが流通するのはうなづけない。魚に骨があるのは当たり前。魚の命をもらってたべるのだから、骨をとるぐらい当たり前、日本人の食事の根本ではないか。自分の箸でとるからこそおいしい、カニも自分でとるからおいしい。カニをしゃぶるうまさとよろこびを、こどもたちに経験させたいと思う。そしてこどもたちも「うまいんだ」ってわからせたい。

小泉武夫塾長

小泉武夫塾長(東京農業大学教授)◎まとめ
この機会をとおして、日本人の食生活が本当にかわってきた、欧米化をたどっている、外国の圧力がましていることが、よくおわかりいただけたと思う。日本の外交力は弱い、マグロにもそれがあらわれている、いまはまだいいが、こどもや孫の世代には大問題となるだろう。だからこそ、気づいたものが動き出さなくてはならない。WFFの仕事は本来は国がやる仕事だ。それを白石代表はじめWFFスタッフが必死につづけている。風前の灯火のごとき活動だが、ここにおられる皆様はじめ熱狂的な支援者、理解者が支えてくれている。これからもWFFをよろしくお願いします、と私からも申し上げます。
このセミナーで学ばれたことを、ひとりでも多くの人に伝えてほしい。ぜひ要点をまとめて、ファイルにしてほしい。そうして、皆さんの血肉にしてほしいと願う。「魚と年中行事」「魚と健康」など、皆さんのなかからいろいろなご質問をいただいた。これはすばらしいことだと思う。皆さんひとりひとりがぜひ、勉強として課題をお持ちになってほしい。先生方から聞かれただけではなく、共に学び、考え、刺激しあおうじゃないか。我々が忘れてしまったことを掘り下げることはすばらしいこと、調べたら僕におしえてください。自分でテーマをみつけることです。かつおぶしひとつとっても、歴史を調べる、縁起もある、使われ方、料理など多岐にわたる世界がある。ぜひともじっくりと取り組んでほしい。
こんなに暑く、みなさんが忙しいに、これだけ集まっていただき、うれしく思います。これを機会にみなさんとまた会いたいと思う。課題も皆さんに差し上げた。ぜひまた、ともに学びましょう。

 小泉武夫塾長のお力添えにより実現した「小泉塾」の第2弾。全国からご参加くださった皆様の熱心さも加わり、熱く中身の濃いセミナーになりました。2004年は連続5回の講演会、2005年はサマーセミナーでの開講でした。2006年は・・・・・・ご期待ください。
 なお、この事業の収益は、小泉武夫塾長のご好意によりウーマンズフォーラム魚活動(こどもたちへの海と魚教育、消費者への情報発信活動)に使わせていただきます。小泉塾長はじめ講師の先生方に、心より感謝申し上げます。

 (2005年8月21日更新)

 


 

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