海彦クラブ 2009年1月12日(月・祝) 「こども・海とサカナのフォーラム」開催! 今回のテーマはサケ。日本人にとって大切な魚です。いまも毎日、全国で食べています。 「どうしてサケは、故郷の川にのぼれなくなったの?」「サケのふ化って、どんなこと?」 海彦クラブのこどもたちは、元気に新潟での取材成果を発表してくれました! こどもたちの驚きや喜びがつまった「ニュースレター」をぜひ、ご覧ください。
「海彦クラブ2008」 1年間の活動の記録 2008年10月4日(土)、世田谷区立松丘小学校で「浜のかあさんと語ろう会」を開催。 浜のとうさん、かあさんが到着。もちろん、大きなサケも。ホールで新潟の歴史やサケの消費量、新潟とサケの かかわりを学んでから、家庭科室へ。サケのオスとメスの見分け方を木村組合長に教えていただき、サケのさ ばき方を体験。大きな魚だけに、血もでるし、内臓も飛び出します。目をつぶる子、逃げ出す子どももいますが、 生き物のいのちをいただいて私たちは生きていると実感。勇気を出して出刃包丁をにぎり、サケをさばきました。 2008年10月28日(火)、葛飾区立木根川小学校で「浜のかあさんと語ろう会」を開催。 新潟県新潟市の松浜から、浜のとうさん、かあさんが、大きなサケを持ってきてくれました。 海彦クラブ2008の2校目は、葛飾区の木根川小学校。5・6年生が参加しおいしいサケ料理を学びました。 ▲松浜の魚料理名人、本間さんがさばく! ▲緒形さんが、イクラを食べさせてくれた! ▲ちゃんちゃん焼きは、白石代表も先生役 ◎上記の2つの授業ののち、こどもたちは作文を書き、全員のなかから23人のこども記者が選ばれました。 新潟市・松浜への取材ツアーのようすは、同封の「水産タイムス」をご覧ください。
2008年度に開催した、こどもたちとの活動の記録 10月18日(土)、三鷹市立南浦小学校で「第67回浜のかあさんと語ろう会」を開催。 先生は北海道・知内町のかあさん。南太平洋諸国からジャーナリストが取材に来日! 北海道知内町の浜のとうさん、かあさんがマコガレイやホタテを持ってきてくれました。 ミクロネシア、トンガ、パプアニューギニアの記者が日本の漁業を取材に来日しました。 ウーマンズフォーラム魚の活動をぜひとも見たいというご要望にこたえ、三鷹市立南浦小学校と北海道知内町 のご協力を得て、急遽「浜のかあさんと語ろう会」を開催。3カ国の新聞、ホームページで紹介されました。 ▲3カ国の記者と浜のかあさん(校長室) ▲浜のとうさんがマコガレイをさばく! ▲知内町の脇本町長も駆けつけてスピーチ 11月8日(土)、東京都といっしょに船の科学館で「沖ノ鳥島フォーラム」を開催。 2つの小学校のこどもたちが、沖ノ鳥島について立派な発表をしてくれました! 10月、WFF会員の大学の先生方(地理教育研究会の小山昌矩理事長と谷川尚哉理事)に東京都内の 小学校で「沖ノ鳥島授業」を行っていただきました。受講したこどもの中から杉並区立高井戸小学校の5年生 チーム「高井戸フィッシュ」と北区立滝野川第二小学校の5年生チーム、「沖ノ鳥島守るくん」が11月8日、 発表に来てくれました。またサンゴ博士の茅根創教授(東京大学)や国際法の加々美康彦准教授(鳥取環 境大学)、WFFの白石ユリ子代表、フードコーディネーターの長谷川靖先生によるパネルディスカッション、 沖ノ鳥島周辺で獲れたお魚(ヒレジロマンザイウオなど)を使ったお料理の試食会などもりだくさん!
▲沖ノ鳥島授業では日本の海の形を学ぶ ▲こども研究員が沖ノ鳥島の意義を発表 ▲さまざまな角度から意見を述べる講師
クジラの 今年も全国各地で“クジラと日本人”の関わりを考えるイベントがあります。 イベント お近くのかた、ご関心のある方はぜひ、ご参加ください。 ◎下関でクジラの船を見学しよう!(2009年4月25日(土)26日(日)) 「鯨類捕獲調査船団一般公開」(主催:(財)日本鯨類研究所、日本捕鯨協会、共同船舶株式会社) 4月25日(土)9:00式典 10:00−16:00公開 26日(日)8:30−16:00公開 参加無料 下関港あるかぽ〜と岸壁において、調査母船「日新丸」、目視採集船「第二勇新丸」の船内を一般公開する。 また甲板において調査概要の展示、クジラグッズの販売も実施。 25日(土)には下関グランドホテルにおいて17:00〜小泉武夫先生による記念講演会を開催。 ◎釧路でクジラの歴史・文化を学び、これからを考えよう(2009年秋予定) 「全国鯨フォーラム2009 in 釧路」(主催:釧路市、釧路くじら協議会ほか) 全国各地のクジラとゆかりの深い土地で2002年からリレー開催してきたイベント。昨年の長崎県新上五島町につづき、 今年は釧路市で開催。☆問い合わせは釧路市水産課(TEL.0154−22−0191) |
お待ちかね! 今年の「小泉塾」は、8月8日(土)に決まりました。
イベント 食文化学者の「小泉武夫先生が塾長を務めてくださる勉強会。
情報 2004年にスタートし、今年で5回目のサマーセミナーです。
*内容や会場については、現在準備中です。くわしくは次号でご案内いたします。
昨年度の築地本願寺での講座は、早朝の築地市場見学会も含め大好評!一昨年のクジラ特製弁当、
昨年の築地特製弁当も味わい深いものでした。今年も趣向をこらしてまいります。乞う、ご期待!
▲一昨年のクジラ特製弁当 ▲小泉武夫塾長 ▲昨年はパネルディスカッションも
事務局より 日本の漁業、漁村の暮らし、魚食文化の歴史資料は、横浜にあります! あの、宮本常一が足で歩いて集めた資料がここに! 3月13日、白石ユリ子代表が(独)水産総合研究センター・中央水産研究所(横浜市金沢区)の運営会議に外部有識者として出席。そこで事務局も同行しました。事務局の目的は、中央水研図書資料館が誇る約25万点の漁業資料です。昭和24年から6年かけて全国の浜から収集した「漁業制度資料」の古文書と筆写稿本(所有者の許しを得て筆者したもの)、また第二次世界大戦後にGHQの占領下でどのように漁業制度が構築されたかを記した資料など、日本の漁業の歴史や文化に関心を持つ者にはまさに宝物の山。民俗学者・宮本常一らが全国の浜を歩いて集め、筆写した資料もあります。魚やクジラの絵の記録も。近世から近代にかけての漁村の制度に関する文書は、漁業と日本人の関わりを具体的に伝える資料群です。また隣室の展示情報館は、さまざまな魚類のはく製や漁業模型、楽しい食品サンプルが盛りだくさん。丁寧にご説明くださった田渕館長、司書の鈴木さんに心から感謝申し上げます。 図書資料館の開館時間は平日の9:30〜12:00、13:00〜17:30。交通は、京浜急行「金沢八景駅」から金沢シーサイドラインに乗り換え「市大医学部駅」下車5分。(お問い合わせTEL.045−788-7608) |
||
|
|
|
▲このあたりにGHQ資料が、と説明 ▲昭和16年、北極点を目指した男がいた ▲展示情報館もご案内くださった |
≪お申し込み、お問い合わせは下記まで≫ 海の幸に感謝する会 ウ−マンズフォ−ラム魚(WFF)事務局 東京都中央区銀座3-12-15銀座細谷ビル4F 〒104−0061 TEL.03−3546−1291 FAX.03−3546−1164 E-mail gyo@WFF.gr.jp http://www.WFF.gr.jp |
|
WFFレタ−No.48 2009年 4月1日 編集:佐藤 安紀子 撮影:佐藤 勝也 |